歳を重ねる

2003年11月1日
明後日、私は歳をかさねる。

前回の誕生日から今日までを振り返ってみると稀にみない怒涛の1年だった。

仕事に追われ、CGのイベントがあい重なり、運悪く病気と直面し、悩んだ末に長年働いていた職場を離れることを決意した。それから今の生活が始まったのだけれど、今までが今までだったから、1日にこんなにも時間があるのかと、夜がこんなに長いものなのかと驚くことばかりだった。

慣れないことばかり、気遣うことばかり無我夢中というのにも違うけれど、私は改めて自分が置かれていた場所がどんなものだったかと認識した。その一方で子ども達と離れてみてから感じることや、上手く生活できてるのかとか心配だってしてる。

手帳をみて振り返ると本当に色々あるなぁ。
離職を決める直前からの医療費が莫大なことにも気付いた。あんなに苦しんだんだものね(苦)しかたないといえばそれまでだけれどさ。

誕生日を迎えるのがあんまり快いとは言えない歳になってきた私だけれど、こればっかりは避けられないので素直に受け入れることにしよう。

いつか母が私が産まれた時のことを話してくれたことがある。

私は長女でこの家の第1子であったから、沢山の人に祝福されてこの世に生まれてきたこと、産まれる前からみんな楽しみにしてくれていたこと。

確かに私は弟よりも断然写真も多い。

でも一番記憶に残ってるのは、父。
いつもはそっけない態度を私がとってしまうのであんまり話すこともないのだけれど、父のこと。

私が産まれたのは朝方だったらしいのだけれど、今のように立会い出産があまり流行ってなかったから待合室で前の晩からずっとまっていたらしい。産まれたと聞いた時に、眠気覚ましに缶コーヒーを飲んでいたらしいが、うまれて初めて缶コーヒーが美味しいと思った瞬間だったと母が教えてくれた。

父は健康主義者なので、缶ジュース、ましてや缶コーヒーは一切飲まない。飲んでもペットのお茶くらいかな?だから話しを聞いた時にコーヒーを飲んでいたと聞いて驚いた。

私がうまれたときに、父はどんな気持ちだったのだろう。

私がいつか母になるときに、その気持ちが分かるのだろうか…

考え深いこの夜。
歳を重ねるまでのカウントダウンを始めよう!

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YU

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