NYからの便り

NYから便りがきた。

薫さん。彼女は私の先輩。大学の時の先輩といっていいのかしら？
同じところで1年間一緒にすごした。
年も離れているのに、彼女は私のことをYUさん、YUさんと
妹、いや同輩のように慕ってくれて私も絶大の信頼を置く人。

9.11からぽつぽつと連絡が途絶えていたんだけれど
昨日久し振りに便りがきた。

『YUさん、どこにいますか？』

私、いつも放浪の旅にでているように思われているようで。
学生の時のお友達は皆、そういうんだよね。
そして同じところに5年もいるんだと話すと
口をそろえて言う。

『YUらしくない』

と。

私らしいって放浪が似合ってるってことなのかしら？？笑
確かに私は一時期、英国に永住するような話もでた。
あの不況の時代にしては、ラッキーで私を教員として
迎えてくれる現地枠があった。
何かとラッキーだったかもしれない。私。
でも、その不況時にビザが簡単に降りるわけもなく
数ヶ月後には帰国を考えていた。

それから日本にいた私を知る人は少ないような気がする。
今でこそ、やっとここにいることを皆にちゃんと報告したような
気でいるけれども、人の心理というものは怖く
私をみかけても、違う人に見えたりするらしい。

ふ〜ん…　そうなのか…

薫さん、私元気にしてます。
あなたほど、第一線で活躍することからは離れましたが
きっとあのころ2人でのらりくらりと
毎日を模索していたころと気持ちは変わりません。
いつかどこかでまた再会できればいいな…

あ、でも彼女、そんなことを私がいうと
本当にNYに来いといいそうだわね。笑
どうしよう、チケット送ってきたら　汗